学長挨拶

理事長・学長  細井 裕司

奈良県立医科大学は、地域や企業の方々と健康なまちづくりをめざす“医学を基礎とするまちづくり(MBT : Medicine-Based Town)”を推進しています。今回は、「新時代の生き方~健康にチャレンジ~」をテーマに、健康になる為のイベント、「健康フェア」を開催いたします。
2020年より新型コロナ感染症拡大の状況を考え、WEB開催とさせていただいております。このイベントは、奈良県民のみなさまが健康で幸せになるよう願いを込めて、教職員・学生が企画したものです。直接お目にかかることはかないませんが、WEBを通じてこれまでより多くの方にご参加いただけることを期待しております。
チャンネルでは、本学の感染症センター笠原医師による感染症対策講座を始めとして、マスコットキャラクターしょうとくた医師くんによる大学紹介や、正しい手洗いの仕方、医学クイズ、めまい・骨粗鬆症・メタボ予防等の健康情報など、健康に関する催しが盛りだくさんです。ぜひ楽しんで健康について考えていただけると幸いです。

理事長・学長  細井 裕司

健康フェアとは

高齢化や生活習慣の変化が進む現在、ご自身が健康であることはもちろん、中高年世代やシニア世代の家族がいつまでも健康で長生きであって欲しいと願う方は多いと思います。更に、最近は新型コロナ感染症の拡大でどのように感染を予防するか、日頃からいかに体力をつけておくかが重要です。健康フェアでは、お子さんからお年寄りまで、家族みんなが健康でハッピーになれるような情報をお届けすることを目的としています。

奈良県立医科大学の主催で健康フェアを2016年から年1回開催しています。2016年、2018年、2019年はイオンモール橿原で、2017年はならファミリー・秋篠音楽堂で開催しました。健康で長生きするために重要な、ロコモティブシンドローム、メタボリックシンドローム、認知症、睡眠時無呼吸症候群などの知識や予防法、ストレスチェック、栄養相談、アロマによるリラクゼーション、アロママッサージ、笑いヨガ、ヨガ、笑顔度測定など大人のための健康情報をお届けしてきました。また、お子さんには、救急車体験、ぬいぐるみ病院での医療体験、心肺蘇生の体験などをしていただきました。トークショーや漫才、救急隊によるヒーローショーもお楽しみいただきました。

本年は新型コロナ感染症拡大の状況を考え、WEB開催とさせていただきました。新型コロナ感染症の予防法や、このような状況を乗り越える“新時代の生き方”をテーマに、一般の皆さんに健康に関する有益な情報を提供できればと考えております。新型コロナ感染症により厳しい状況は続いていますが、本企画を通じて、皆さんのこころとからだの健康の一助となればと思います。新たな形で新時代が迎えられることを期待しております。

奈良県立医科大学健康フェア2023を開催しました

令和5年9月 18日(月・祝)にイオンモール橿原の1階サンシャインコートとスターライトコートにて奈良県立医科大学健康フェア2023の「家族みんなで健康LIFE!」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の感染状況の鎮静化に伴い、イベント会場を拡大しての開催となりました。10時〜18時までの開催でしたが、約1200名の方々にご参加いただけました。

サンシャインコートでは、奈良県立医科大学医学科・看護学科の学生を中心に看護体験ブース、聴診・臓器エプロンブース、心臓マッサージ・AED体験ブース、ぬいぐるみ病院、クイズ大会、スタンプラリーなどを実施し、こどもたちに医療の体験をしていただきました。ステージ企画としてギター部の演奏や奈良県広域消防組合の皆さんによる「タスケルンジャーショー」(心臓マッサージ・AEDの普及活動を目的としたパフォーマンス)で会場に集まった大勢の観客を盛り上げていただきました。救急車を搬入しての救急車体験ブースや火災予防啓発ブース、救急車との記念撮影なども実施いただきました。会場横の大スクリーンで、難病克服支援MBT映画祭(https://mbt-filmfes.com/)のご紹介や2023年のMBT映画祭入賞作品、また、オンラインでの奈良健康フェアの動画などを繰り返し放映させていただきました。

スターライトコートでは、医師・看護師による企画を実施しました。整形外科と理学療法士のチームで、下肢運動機能評価の評価として「立ち上がりテスト」や「2ステップテスト」を体験いただきました。救急科のチームでは、心肺蘇生の体験や119番通報訓練装置「119番かけるくん」の体験をしていただきました。麻酔科からは手術前から実施できるプレハビリテーションの紹介、臓器供意思表示ブースでは「意思表示カードとリーフレット」配布をさせていただきました。