大人の健康情報
睡眠に対する間違った固定概念を追っ払おう!
山内 基雄
[ 大人の健康情報 ]
超高齢社会の到来で、ご高齢の患者さんが年齢とともに身体に起こってくる、言わばどうすることもできない変化を主訴に、病院を受診する割合が増えます。私が専門とします内耳組織は、基本的に傷ついても再生しませんので、今回の講演で取り上げさせていただくめまい平衡分野は、まさに超高齢社会の問題に直面することになります。
様々な統計報告から良性発作性頭位めまい症(BPPV)は約50%、つまりめまい患者さんのおよそ2人に1人を占めます。極論ですが、人類全員がもし「ヘッドアップ就寝」すれば、世界最多数のめまい疾患であるBPPVは絶滅し、世界中のめまい患者さんは半減することになります。このことは極論でありながら、超高齢社会において医師が国家とともに取り組むべき重要なヒントが含まれていると考えています。
めまい、慢性めまい、原因不明のめまいでお困りの方。是非、奈良医大めまいセンターまでお運びください。
参考文献
奈良医大Homepage: http://www.naramed-u.ac.jp/~oto/
奈良医大Facebook: https://www.facebook.com/otolaryngologyhnsnaramed/