[ 大人の健康情報 ]

フレイルを知ろう!


医療の進歩により平均寿命が伸びていることはご存知だと思います。さて、健康寿命という言葉をお聞きになった方はおれれますでしょうか?

医療の進歩により平均寿命が伸びていることはご存知だと思います。さて、健康寿命という言葉をお聞きになった方はおれれますでしょうか?健康寿命というのは、その名の通り、健康な状態で生きている期間のことで、日本では平均寿命と健康寿命の間におおよそ10年の差があると言われており、このこのは介護を受けながら過ごす期間が長いことを示しています。そこで、どのようにしてその差を少なくするかということが大切になってきます。「フレイル」は健康な状態と介護を受ける中間の状態を表す言葉として近年注目を浴びております。しかし、まだまだきちんとお分かりいただけていない部分も多いかと思いますので、今回はフレイルについて少し学んで行こうと思います。

アンケート

■ 基本チェックリスト

近い将来介護が必要となる危険の高い高齢者)を抽出する スクリーニング法として2006年に開発されました。「はい」または「いいえ」で回答する質問票であり,日常生活関連 動作,運動器,低栄養状態,口腔機能,閉じこもり,認知機能,抑うつ気分,の 7 領域 25 個の質問で構成されています

▶︎フレイル危険度チェック!(2020.09.15 00:00 ~ 2021.9.14 23:59)

■ 簡易栄養評価表

食事量、体重変化、歩行、精神的ストレスや急な病気、認知症やうつ状態から判断され、0−7点で栄養状態不良、8−11点で栄養状態不良の危険性あり、12−14点で栄養状態良好となります。

▶︎簡易栄養状態のチェック(2020.09.15 00:00 ~ 2021.9.14 23:59)

■ オーラルフレイル

食べることができるものの変化、入れ歯の有無、口の渇き、外出頻度、歯磨きの回数、歯科医への通院から判断され、0―2 点でオーラルフレイルの危険性は低い、3 点でオーラルフレイルの危険性あり、4 点以上でオーラルフレイルの危険性が高いと判断されます。

▶︎オーラルフレイルチェック(2020.09.15 00:00 ~ 2021.9.14 23:59)

※アンケートへの回答は匿名です。また、ご回答いただきました内容の一部を公表することがありますのでご理解の程よろしくお願いいたします。

 

講師プロフィール

諏訪友美

2017年に看護師免許を取得し、その後手術室で勤務。2020年より周術期管理センターで術前患者面談を担当している。

位田みつる

2009年奈良県立医科大学卒業。2018年より奈良県立医科大学 中央手術部の助教とし手術麻酔に従事している。手術の麻酔に加えて、手術・麻酔を受けられた患者さんのその後の生活機能に焦点を当て研究中。